オリンピック競技の一つとしてますます注目を集めている空手。さまざまな流派が存在するのが特徴です。数ある流派の中でも、伝統空手である四大流派についてそれぞれ簡単に解説していきます。
四大流
空手の四大流派の1つ松濤館(しょうとうかんりゅう)の特徴を紹介しています。
松濤館流(しょうとうかんりゅう)というのは空手の流派の1つです。柔道の流派の中で最も普及していて世界中の人々に学ばれています。
松濤館流の開祖となったのは近代空手の祖とも言われている船越義珍(ふなこし ぎちん)さん。船越さん自身は自分の流派は名乗らず生涯一貫に渡って無流派主義でしたが、彼の築いた継東は後に松濤館流と呼ばれるようになったのです。
「松濤館」という名前は船越さんの雅号(がごう)※である「松濤」に由来しているそうです。
※ペンネームみたいなものです。船越さんはこのペンネームを青年時代から使用していたそうです。
松濤館流といえば遠い間合いから飛び込んでの攻撃が強みです。攻撃技・受け技など1つ1つの動作がダイナミック、伸びやかな体の使い方をするのも大きな特徴といえるでしょう。その特徴からテコンドーのベースにもなりました。