空手は独学でも上達するの?

近くに空手道場がない。やってみたいけど、道場に入門するのはちょっと怖いなどの理由で、空手を独学で学ぼうとする人もいるようです。はたして独学でどれほど上達するものなのでしょうか?

 

 

空手の基本的な稽古は一人で出来るようになっている

空手の稽古というものは、自由組手や約束組手以外、一人で稽古できるようにできています。

 

まず基本稽古をやり、移動稽古、型稽古、これらは全部一人で出来るものです。もし巻き藁やサンドバッグがあれば、それを突き蹴ることも一人でできます。

 

独学で上達は可能か?

ありがたいもので、今の時代、空手の入門書がふんだんにあり、さらにユーチューブやDVDなどの動画でいろいろな技術を教えてくれます。

 

これだけいろいろな手助けがあるのですから、かなりのところまで独学は可能だと思われます。ただし・・・ 空手も含めての稽古事は全部そうなのですが、先生がいないと「フォームなどの細かいところがわからず悪い癖がつく」という問題が出てきます。さらに「たった一人で続けるのはとても困難」という問題があります。

 

一人で続ける難しさ

世の中には立派な人がいて、英語などの語学をラジオ講座などから、日常会話程度なら不自由なくしゃべれるようになる人がいます。しかし、ほとんどの人は続けることができず挫折していきます。一人で学び続けるというのは、とても難しいことなのです。

 

一人稽古の大切さ

それでも独学で空手を学びたいという人を、ほとんどの先生方は否定しないでしょう。独学で空手を学びそれなりに上達した人も、残念ながら挫折してしまった人も、空手に興味があるからこそ、独学で学びたいと思ったはずです。

 

もし独学で練習していても、あるいは挫折をしてしまっても、いつの日かちゃんと道場に入門して、空手を学び直し、さらなる上達を目指してほしいと、先生方は思うのではないでしょうか。