空手の正拳突きの威力

空手の正拳突きは、拳を握った時の人差し指と中指の拳頭と呼ばれる部分で突く、スタンダードな突き技です。では正拳突きの威力はどれほどあるのでしょうか。ここでは空手の正拳突きの威力やコツをご紹介します。

 

正拳突きの威力とは

正拳突きの威力は、体重や筋肉量、経験年数などの要因によって決まるため具体的に数値で測れるものではありません。しかし威力を増強させるためのコツはあり、以下に説明します。

 

正拳突きのコツ

体重移動

空手の突き技はすべてにおいて、瞬間的な体重移動が重要です。正拳突きにおいても体重移動が伴った突きを繰り出すと、威力が倍増します。突く瞬間に後ろ足の体重や重心を前足へ移動させ、手にのせるイメージです。体重移動を素早く行うために、その場稽古や対人練習を重ねましょう。

 

腰の回転力

腰の回転力も、威力を増強させるために重要といえます。腕の力だけでなく、腰の回転がかかった突きは腰から腕、腕から拳へと上半身の重みものせられます。

 

拳の回転

正拳突きは拳の回転が欠かせません。突きの基本は「引き手」であり、正拳突きも同じです。引き手をする時には手の甲が地面を向いていますが、突く瞬間には「拳頭」を相手に向けるために拳を回転させて、手の甲を天井に向けますよね。拳の回転を行うことで、自然に脇を閉めるようになり、体と一体化して体重をのせた強力な正拳突きを繰り出せます。

 

まとめの文

正拳突きの威力は、体重や筋肉量、経験年数などの要因によって決まります。
正拳突きの威力を高めるには「体重移動」「腰の回転」「拳の回転」が重要です。体の重みを利用して、威力のある正拳突きにしましょう。