空手と柔道の違い

空手と柔道の違いについて簡単に解説しています。どちらも似たような道着を着て行う格闘技ですが具体的にはどういった違いがあるのでしょうか。また空手着と柔道着に違いはあるのでしょうか。

 

 

技の違い

突きや蹴りなどの攻撃を主流とするのが空手。敵の攻撃を体捌き等で無効化し投技や寝技に転じるのが柔道。空手は柔道と違い相手の袖をつかまないし、投技もない。

 

目的の違い

護衛のための格闘技が柔道、破壊のための格闘技が空手という解釈もあり。ただ空手は実際は直接打撃が禁じられている「寸止め」の試合形式が主流。

 

歴史の違い

柔道は古来武術の組み打ち術(相手を組み伏せる技)が時代をおって体系化したもの。空手は琉球で発展した武術で起源については諸説あり。

 

流派の違い

空手はいくつもの流派があるが、柔道は講道館一本に統一されている。

 

道着の違い

柔道着と空手着は似ているが繊維の強度に違いがある。柔道は相手の道着を掴むことを前提としているのでとても丈夫な繊維でつくられており、重い。

 

五輪での扱いの違い

柔道はオリンピック競技の伝統種目の1つだが、空手はオリンピック種目として不安定。東京五輪(2021年開催)で初めて種目として認められたが、次のパリ五輪(2024年開催)では不採用。

 

 

 

以上空手と柔道の違いについて私が認識している限りのことを書いてみました。参考になれば幸いです。