空手の流派の違い・特徴

空手にはいくつもの流派があることはすでに他の様々な記事で紹介してきましたが、流派によって具体的にどのような違いや特徴があるのでしょうか。

 

流派による違いとは

空手というのは多数の流派が存在しており、流派によって

 

  • 教える型
  • 訓練方法
  • 試合規則

 

などが違ってきます。講道館でこれらが1つに統一されている柔道とは大きく異なる部分ですね。

 

伝統派とフルコンタクトの違い・特徴

流派は大別すると伝統派空手とフルコンタクト空手に分けられ、それぞれの違いは以下のような点が挙げられます。

 

伝統派とフルコンタクトの違い

  • 伝統派は寸止めルールを採用しているが、フルコンタクトは直接打撃ルールである。
  • 伝統派は試合用の練習のみで実践を想定していない。
  • フルコンタクトは顔面攻撃が禁止されている。
  • フルコンタクトは顔面攻撃を想定しての受けの練習がない。
  • 伝統派は「スポーツ」という色、フルコンタクトは「格闘技」という色が強い。
  • フルコンタクトは筋トレによる体作りが重視される。

 

なお伝統派とフルコンタクトというのは他流派同士とだけあって、どっちのほうが上か下か、強いかどうかなど議論がまきおこることがありますが、あまり気にしないほうがいいですよ。これらは競う部分が違うのですから優劣などつけられません。