空手の猫足立ちとは|練習する意味は?

空手の「猫足立ち」をご存知でしょうか?あまり聞き馴染みのない言葉ですよね。空手には基本となる立ち方がいくつも存在していますが、猫足立ちもその立ち方の1つです。ここでは空手の猫足立ちや練習する意味をご紹介します。

 

猫足立ちとは

猫足立ちとは、空手の基本的な立ち方の1つであり、形に出てくる挙動の1つです。体重のほとんどを後ろ足にかけて、前足はつま先と膝を前に向けてつま先立ちをします。

 

後ろ足といっても組手の構えのように体より後ろにあるわけでなく、体の真下に位置し、膝をまげて体重を支えています。そのため体重移動はほとんど出来ませんが、手の技や前蹴りなどができるできる立ち方です。常に相手との間合いをとる組手ではあまり活用できませんが、なぜ練習をするのでしょうか。

 

猫足立ちを練習する意味

形に役立つ

猫足立ちは組手では活用できなくとも、空手の基本の立ち方です。形を極めるには欠かせません。後ろ足に重心をかけて腰を落とし、背筋をピンと張るととてもかっこよく魅力的な形になります。

 

実践に役立つ

実践はあまり現実に起きないことが望ましいですが、たとえたとえば行き止まりに追い込まれた時などに使えます。周りを取り囲まれて身動きが大きく取れない時に、猫足立ちから前蹴りなどを出せます。

 

まとめ

猫足立ちは空手の基本的な立ち方の1つで、形にも取り入れられています。

 

体重のほとんどを後ろ足にかけて、前足はつま先立ちをしている姿に中国武術を思いうかべる人もいるかもしれませんね。

 

組手ではあまり意識して活用しませんが、練習すると形や実践に役立ちますよ。