空手の板割りの意味やコツ|板の厚さも意識しよう

空手の板割りは瓦割りについで、テレビなどで見る機会が多いですよね。しかし、なぜ板を割るのかどのように割るのか疑問ですよね。ここでは空手の板割りの意味やコツをご紹介します。

 

板割りの意味

空手の板割りはパフォーマンスとして使われるもので、伝統空手には存在しません。蹴り技や突き技で他の人が持っている板を割り、強さの象徴として昇段審査などでも用いられます。

 

パワーやスピードといった記述も必要ですが、精神面の訓練としても活用できます。初心者用の板割りに使われる板は約12mmのものが多く、1円玉の直径(20mm)よりも薄いものが使われます。

 

板割りのコツ

板の中心めがけて技を出す

板は木目に合わせて割ると割れやすいため、板の中心を狙いましょう。

 

思い切り技を出す

板割りは怪我をするんじゃないかと怖がる人もおり、その恐怖心から板が割れないこともあります。怪我への配慮も大事ですが、正しい方法で行えばダメージを最小限にできます。

 

突きで行う場合の手の握り方は、親指を外に出して飛び出ないように人差し指と中指の第1関節付近に置いておきましょう。突く場所は、人差し指と中指の付け根の関節部分です。

 

板を持つ人は真っすぐ持つ

板を割る人の技術はもちろんですが、板を持つ人のポイントも抑える必要があります。板を持つ人も技が飛んでくるため恐怖心を感じることもありますが、板を持つ腕は真っすぐ伸ばしましょう。

 

肘を伸ばすことで体との距離が開き、板を割る人が技を出しやすくなります。また板を持つ際には、木目と平行に持つようにしましょう。木目が地面に対して垂直なら左右に、平行であれば上下の両端を持つと割れやすくなります。

 

まとめ

空手の板割りは強さと精神面の象徴として、パフォーマンスや昇段審査などに用いられますが伝統空手にはありません。

 

板割りのコツは「板の中心めがけて技を出す」「思い切り技を出す」「板を持つ人は真っすぐ持つ」の3つです。怪我に注意しながら、思いきり板を割りましょう。