空手は道場以外の自主練習も非常に大切です。というわけで今回は自宅でもできる空手の練習方法についてアドバイスしています。
はたして空手で強くなるのに筋トレは必要なのでしょうか?もし必要ならどのような筋トレをやればいいのでしょうか?今回は空手と筋トレのお話です。
空手に筋トレは必要ないという人もまれにいるようですが、ほとんどの道場では筋トレを取り入れています。それは腕立て伏せとスクワット。空手道場の場合、腕立て伏せは手の平ではなく拳を使ってやるのですが、道場ではこれを「拳立て」と呼んでいます。
琉球時代の唐手にも、チーシーやサーシーというバーベルやダンベルに似た鍛練具を使って、筋肉を鍛えていました。
ただし、小中学生は、やり過ぎないようにした方がいいようです。
バーベルやウェイトマシーンなど器具を使った筋トレをはじめると、どうしても腕や胸の運動ばかりしてしまいがちですが、空手には空手にあった筋トレをしないと逆効果になりかねません。
空手に必要な筋肉は、胸の筋肉より背中の筋肉だと言われています。そして下半身の強化が必要なのは言うまでもありません。
空手の場合、ボディビルダーのような太い筋肉は必要ありませんが、フルコンタクト空手ルールですと、相手のローキックやボディパンチに耐えるために鎧のような筋肉が必要になってきます。
伝統派のポイント制の場合、スピード重視の筋トレが必要になってきます。型の選手の場合も、安定した姿勢を保つためや、スピードと力強さを見せるための筋トレと、それぞれの競技、ルールに合わせて筋トレのやり方は変わってくるのです。