空手は道場以外の自主練習も非常に大切です。というわけで今回は自宅でもできる空手の練習方法についてアドバイスしています。
日本中にたくさんの空手道場があり、たくさんの空手の指導者がいます。空手を教えている先生たちは、空手を教えるのに何か資格のようなものを持っているのでしょうか? 空手を教えるのに資格は必要なのでしょうか?
ここでは全日本空手道連盟(全空連)の「公認スポーツ指導者」について述べてみましょう。
指導レベル | 段位 | 年齢 | 空手歴 |
---|---|---|---|
コーチ4 | 5段以上 | 32歳以上 | 空手歴15年以上 |
コーチ3 | 4段以上 | 28歳以上 | 空手歴12年以上 |
コーチ2 | 3段以上 | 24歳以上 | 空手歴7年以上 |
コーチ1 | 2段以上 | 20歳以上 | 空手歴4年以上 |
と、なっており、これらの条件と公認スポーツ指導者養成講習会の受講等により、決められたカリキュラムを修了した後に、決められた登録手続きをとることで、これらの資格を取得できます。
ただし、これは全空連の場合であり、全空連以外の団体や流派では、まったく違う場合もあります。
空手は日本国内だけでも200〜300もの団体や流派があり、その技術や理念も様々です。黒帯になると、自動的に指導者とみなされる道場もあれば、特に指導者の資格がないようなところもめずらしくありません。
全空連のようなコーチの資格を持っていたとしても、あるいは大きな団体の支部長先生であったとしても、空手を教えるときにもっとも大切な「資格」があります。
それは教える人の人格。生徒に対して決してえこひいきなどせず、生徒や保護者から尊敬される存在であるべきです。
空手を長くやっていたり、才能があったりする人に高い技術があるのは、ある意味当たり前。しかし高い空手の技術にプラスして、「高い人格」や「生徒から尊敬される」というような人が「空手を教える資格がある人」ではないでしょうか。