空手が生かせる仕事って?

空手という武道は、ただの格闘技やスポーツとしてのみ捉えられるものではありません。実は、空手の技術や精神は多くの職業においても非常に役立つのです。例えば、特殊警備のような身体能力を必要とする仕事には、空手の経験者が多く活躍しています。彼ら・彼女らは緊張感の中での判断力や身体の使い方、さらには心の鍛錬を空手から学び取っています。

 

また、空手の指導員や先生としての役割も忘れてはなりません。

 

しかし、空手の真髄は「技」だけではありません。空手道場での経験や人間関係、礼節を尊重する精神など、これらすべてが日常の仕事や人間関係にも大きく影響を与えるのです。この記事では、空手がどのように様々な仕事に役立つのか、詳しく解説していきます。

 

 

特殊警備

「空手が生かせる仕事とは何か?」と、問いかけるとほとんどの人は、ボディガードなどの要人警護など、言ってみれば用心棒的な仕事を思い浮かべる人が多いかもしれません。

 

中には「特殊警備」といって、誰かに恨まれていたり、反社や借金取りなどから守って欲しい人が、民間警備会社に警察のSPと同じような警護を依頼してくることもあります。

 

そういった特殊警備の任務経験がある人に聞いたところ、警備中いつ本当に鉄砲玉が飛んでくるかも知れず、誰かが刃物を握り締めて襲い掛かってくるかもわからず、ずっと緊張を強いられる仕事のようです。

 

こういった特殊警備の仕事につく人は、空手、柔道、剣道といった武道経験者がほとんどです。空手の有段者は、警備会社などの就職に有利ともいわれていますね。

 

ちなみに警察のSPの場合、身長173cm以上、柔道もしくは剣道3段以上が必要だそうです。

 

空手の指導員

もっと現実的なところでは、空手の先生や指導員でしょう。しかし空手の先生や指導員といっても、収入となると団体や道場、流派によってそれぞれ。中にはお給料ゼロなんてところも普通にあります。

 

まとめ:空手はすべての仕事に生かされる

さて、これまではその人が学んだ空手の「技術」が生かされる仕事を見てきました。しかし空手道は、「技」以外の面ですべての仕事に生かされるといって過言ではないでしょう。

 

空手道場で培った精神力は、あらゆる仕事の苦労を支えてくれるでしょう。

 

空手道場で学んだ先輩・同輩・後輩といった人たちとの付き合い方は、あらゆる仕事の人間関係の手助けになってくれるはずです。

 

空手はただのスポーツや格闘技ではなく武道です。武道とは、心技体を鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重するものです。

 

よって空手を学ぶことで、仕事のみならずあらゆる事柄に対して、自信をもって立ち向かえるようになることでしょう。