空手で瞬発力を鍛えるトレーニング方法

伝統派のポイント制空手で重要なのが素早い「踏み込み」です。素早い踏み込みのためには欲しいのが「瞬発力」。フルコンタクト空手も一瞬の技を放つために必要なのも「瞬発力」。ということで空手に重要な「瞬発力」を鍛える方法を述べてみましょう。

 

 

瞬発力とはなにか?

瞬発力とは、瞬間的に大きな力を出すことです。瞬発力を鍛えると、遠く離れた間合いの相手に対して、一気に飛び込み技を決めることや、瞬間に力を集中して相手を倒すことも可能になります。

 

瞬発力を鍛えておかないと、相手からの攻撃を避けることもできません。

 

瞬発力を上げるには速筋を鍛えろ!

筋肉には大きく分けて速筋と遅筋があります。遅筋は持久力を発揮するときに使用する筋肉で、長距離走など有酸素運動に使われます。

 

一方、速筋は短距離走のときの無酸素運動です。スピードとパワーを出すときに必要な筋肉です。空手の場合、両方必要ですが、スピードとパワー、つまり瞬発力を鍛えたいなら、筋トレが近道です。

 

特にポイント制の場合、遠間から飛び込む瞬発力が必要なため、ダッシュやその場ジャンプなど下半身を鍛えるといいでしょう。

 

また、空手の稽古では一気に踏み込む練習を繰り返し、一瞬で相手の懐に飛び込み正拳突きを極める練習を何度も繰り返し、瞬発力をやしないます。

 

筋トレに必要な休養と栄養

瞬発力を高めるためのトレーニングは、一般の道場稽古以外でやることも多いでしょう。道場以外にウエイトトレーニングのジムで鍛えている空手家も多くいます。

 

そこで注意してほしいのが練習のやりすぎ。筋肉を発達させるには、バランスの取れた栄養と、休養が必要なんです。

 

毎日筋トレをやるとしても、足の筋肉を鍛えたら次の日は背中の筋肉、その次は胸の筋肉と、鍛える場所を変えることで疲れた筋肉を休めることができます。そしてしっかり睡眠をとることです。