なぜ?本物の瓦なの?空手の瓦割りで瓦が割れる原理とは

空手といえば瓦割りを連想しませんか。瓦割りをするととても強く逞しく見えますが、なぜ瓦を割るのでしょうか。瓦割りの意味や原理をご紹介します。

 

空手の瓦割りの意味

瓦割りはパフォーマンスや昇段審査に、精神統一や強さの象徴として用いられます。元々伝統空手にはなく、フルコンタクト空手などで使用される場合が多いのが特徴です。瓦は硬くて割れないというイメージによって、瓦が割れた時のインパクトを持たせます。

 

瓦割りの瓦は本物?

結論からいいますと、瓦割りで使用される瓦は本物です。ただし、よく想像できる瓦「桟瓦」ではなく、割るために作られた「のし瓦」が使用されます。原材料や焼き方はどちらも同じですが、用途が違う瓦です。

 

瓦が割れる原理とは

通常、屋根に使用される「のし瓦」は道具で割って形を整えてから使うものです。そのため、真ん中に割れ目のような線が入っていることが多く、空手でもそののし瓦が用いられます。

 

瓦の構造だけでなく、空手で鍛錬された運動エネルギーも加わるといくつも重なった瓦が割れます。技が出るスピードが早いほど、運動エネルギーも大きくなるからです。当然、本物の瓦を使用しているためそう簡単に割れるものではありません。怪我に注意をして、瓦割りを行う必要があります。

 

まとめ

空手のパフォーマンスに使用される瓦割りは、精神統一や強さの象徴として用いられます。本物の瓦を使用していますが、比較的割れやすい「のし瓦」を用い、空手の運動エネルギーが加わり瓦が割れます。瓦割りを行う際は、怪我に注意しながら行いましょう。