空手をはじめる理由は人それぞれ、護身のため、健康のため、特撮ヒーローにあこがれて、ただ強くなりたいからなどなど・・・ では、『空手の目的』や『空手道の精神』とはなんでしょう? 今回はそんなこと考えてい
空手と柔道どっちが強いか?
これは柔道だけではなくVSボクシング、VSプロレスなど、空想をたくましくしてワクワクしている人も、少なくないと思います。
ただ、ある程度の答えは出ていて、もしルールがあるならば「すべてはルールが決める」という言葉につきるのです。空手に有利なルールでは空手が強く、柔道に有利なルールでは柔道が強いということです。
さらに空手VS総合格闘技(MMA)の場合、総合格闘技のルール内でいかに空手の技術を利用するかということになるでしょう。これは柔道出身の選手でも、他の格闘技出身の選手でも同じことです。
では仮に空手3段の人と柔道3段で同体重の2人が、1対1の路上のケンカになったとしたらどうでしょう?
そうなるとすべて状況によります。双方の性格や、Tシャツなのかジャケットを着ているのか? ケンカですから柔道3段の使い手も殴ったり蹴ったりしてくるでしょう。空手3段の人も掴みかかるかも知れません。
ただやはり空手家は突き蹴り中心の戦いになるでしょうし、柔道家は掴めれば有利でしょう。寝技に持ち込まれたら、寝技を知っている柔道家が有利なのは言うまでもありません。
また、頭突きをしたり目の中や鼻の穴に指を入れたり、あるいは噛みついたりできる人は有利かも知れません。
空手家が柔道家と戦う場合、離れた間合いから一気に飛び込んで打撃を与えるという戦法が考えられますが、空手家が強い打撃を与えるためには、深く踏み込まなければならない。つまり、つまり掴まれる距離にまで近づく必要があります。
ただし総合格闘技などを観ると、打撃でKOという試合も多くあります。
もっとも総合格闘技(MMA)というルールでは、関節技や締技、つまり寝技での一本が圧倒的に多いのも事実です。